Hayashi Shoya「BMワンダーフォーゲル部」第24回 「アイルランド」

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text by hayashi shoya



今週末のプロツアーはアイルランドの首都、ダブリンで行われます。


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歴史上ではお隣の国と色々なあれやこれやがあったのですが、長くなるので割愛させていただきます。


そんなダブリンですが、他のヨーロッパ諸国の都市と比較しても勝るところの多い華やかな都市です。

街中には教会が多数存在しており、1192年に建てられたセントパトリック大聖堂はその中でも一番大きな教会です。


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あの「ガリバー旅行記」を手掛けたジョナサン・スウィフトもこの教会の司祭でした。


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アイルランド最古の大学であるダブリン大学も個人的には紹介から外せません。
この大学からは吸血鬼ものの礎とも言える「ドラキュラ」を生みだしたブラム・ストーカーが卒業しています。



風格のあるお城もありますし、

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もちろんアイリッシュパブの本場でもあります。

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建物以外の建造物にも思わず目を留めてしまうような魅力があり、一都市の散策だけでここまで楽しめそうだなんて、書いてる僕もびっくりしています。



これぞヨーロッパと言う見事な街並みだけでも心惹かれますが、アイルランドの魅力は都市だけではありません!
「妖精の住む国」と言われるくらいに魅力的で、かつ他の地域では見られないような大自然もきちんと取り揃っております。


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※上記写真はWikipediaより引用しました



世界遺産であるシケリグ・ヴィヒールを始めとする美しい風景はもちろんですが、荒々しさを感じる自然も存在しています。
バレンと言う地域でそれを多大に感じることが出来るでしょう。

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バレンは「この世の果て」と呼ばれる事もあるらしいです。
確かにこの無機質な灰色が一面に広がる光景、そう呼ばれるのも納得のいくものがあります。しかし、その見た目とは裏腹にここでは気候の関係でアイルランド上、最も牧草が生育しやすいそうです。その栄養素も高い事から、牧畜するには最適な地だそうですね。ここは単なる《不毛の大地》ではありません。



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バレンに存在するプールナブロン(巨人のテーブルの意)は紀元前3800~3200年頃に作られたお墓です。
アイルランドの歴史上で重要な遺跡らしく、国のシンボル的な扱いをされることが多々あります。
巨人のテーブルと言う異名を持つ割にはそこまで大きくないようですが、不安定で独特な形は一度見たらしばらくは忘れられない事でしょう。


そして、今回ピックアップするのはまたもやバレンから、モハーの断崖です。
ハリー・ポッターのロケ地となったことでも知られます。アイルランド語で「破滅の崖」と言う意味があるそうです。

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見事なまでに切り立った崖。それ以外何もない場所にも関わらず観光名所になるほどのパワーが写真からも感じられますね。

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《僻地の灯台》がもし現実世界にあるとしたら、この灯台は「破滅の崖」よりもさらに危ないところに立っている、というわけですね。集中力を増すためにこのような場所に建てているのでしょうか。そういう意味では、確かに正気を捨てながら知識を得れそうな場所ということで、その起動型能力と噛み合ってはいますが......

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この避難所ももう少し安全な場所に建てられなかったのでしょうか。
果てまで追い込まれた人が逃げ込める場所、という意味合いがあったり?
と考えていたら、ちゃんとしたストーリーが込められているようです。アヴァシンが姿を消してその守護力が薄まっていく中、まだその力が失われずにいる数少ない場所、だそうです。なるほど。


さて。
このようにダブリンやバレンというアイルランドの一部分だけでも、この国の魅力を知ることが出来たと思います。
会場で行われる大会の結果だけではなく、開催国そのものにも目を向けて調べてみてはいかがでしょうか。また違った見方で観戦を楽しめるかもしれませんよ。
アイルランドとの時差は-9時間。放送開始時間は18時、観やすいのが嬉しいですね。終わる頃には翌日の早朝ですが、そこは気合いで。
岩SHOWさん黒田さんのお土産を期待しつつ、僕も楽しみたいと思います!